猫学!意外と知らない猫と人の歴史とは?

この記事は3分で読めます

猫学!意外と知らない猫と人の歴史とは?

猫の歴史は6千年前から?


今から約6500年前に肉食の哺乳類が誕生して、その後進化して猫や犬の祖先「ミキアス」が誕生しました。

nc26a

その後、人の祖先である「ホモ・サピエンス」が約20万年前に誕生した頃と同じくらいに現在の猫と呼ばれるイエネコの祖先「リビアヤマネコ」も出現するようになります。

リビアヤマネコの特徴は現在の猫に比べると前後脚が長くて耳が大きいです。

nc26b

(なんか強そうですね)

今から6千年前にアフリカのナイル川上流に住む原住民が小動物や鳥を捕まえる為にリビアヤマネコを飼い始めたのが人と猫の歴史の始まりです。


古代エジプトで猫は神聖な生き物?


紀元前4千年頃には古代エジプトで猫を飼う人が増えてきます。

最初はペットとしてというわけではなく、ネズミから畑の作物を守ったり、毒蛇を退治してくれるので猫は古代エジプトの人たちに重宝されていたのです。

やがて、頭が猫で体が女性の「バステト神」が「人間を病気や悪霊から守ってくれる神」とか「子供を多く生ませてくれる多産の神」として古代エジプトであがめられるようになりました。

nc26c

法律でも猫は守られていて、猫の命を奪うことは大きな罪とされていたのです。


エジプトから世界へ進出!


古代エジプトでは、猫を国外へ持ち出すことを禁止していました。

でも、商人たちによって密輸されて中近東やアジアの方にも猫が増えていきます。

そのうちペルシャ猫の名前のもとになったペルシャ(今のイラン)やシャム猫の名前になったシャム(今のタイ)や中国の方まで広まっていきます。

そして、やがてギリシャやローマの方にまで家畜としてだけでなく、家族の一員となるペットとして飼われ始めるようになったのです。


猫にとって受難の暗黒時代とは?


猫にとって受難の暗黒時代はヨーロッパにキリスト教が広がり始めた頃です

その頃に「魔女狩り」が流行るようになりました。

nc26d

魔女狩りというのは、たいした根拠もないのに罪もない人を「魔女」扱いして処刑していくことです。

ヨーロッパでは始めは重宝されていた猫ですが、やがて「魔女の使い」とか「悪魔の象徴」とされてしまいます。

そして、ヨーロッパで猫が大量に捕まえられて、火あぶりなどの残酷な方法で処刑されていきます。

さらに、猫を守ろうとしたり、かくまおうとした人も同じように残酷な方法で処刑されてしまったのです。

(ひどい話です・・・)

やがて、ヨーロッパから猫がいなくなり、ネズミが大量に増えて「ペスト」という病気が流行り始めました。

nc26e

そのペストの原因は細菌でした。

そして、細菌はドブネズミが運んできていたのです。

それからは、ネズミを退治することができる猫が、再び重宝されるようになりました。

中世のヨーロッパは猫にとっては暗黒の時代だったのです。


日本の猫は中国から来た?


日本に猫が来たのは仏教が伝え始められた538年頃です。

この頃は中国と日本の貿易が盛んになって、中国から船で色々な荷物が日本に運ばれ始めました。

nc26f

その荷物をネズミから守るために猫も一緒に船に乗ってきたのです。

そして、だんだんと日本にも猫が増えていきました。

日本の猫は中国からやってきたのです。

日本での猫のちゃんとした最初の記録は平安時代です。

889年に宇多天皇が唐(昔の中国の王朝)から黒猫をもらったことを日記に書いています。

nc26h

(日記をつけるのが好きだったみたいです)

この頃から「枕草子」や「源氏物語」といった物語にも猫が登場するようになります。

でも、この頃はまだ上流階級の貴族の間でだけペットとして猫が飼われていました。

その後、日本は「鎖国」などによって外から猫が入ってくることがなくなったことから日本独特の「和猫」が生まれるようになります。

nc26j

そして、その頃から「猫又」というのも出てきます。

nc26k

猫又はしっぽが2本あることから、短いしっぽの猫の人気が高まります。

そこで生まれたのが「ジャパニーズボブテイル」です。

nc26l

nc26m

戦後は海外からたくさんの種類の猫が入ってきているので純粋な和猫はもうほとんどいないです。

それでも、たくさんの種類の猫とふれあえるのは良いことだと思います。


さいごに


猫の歴史を振り返ると良くも悪くも人ともに歩んできた歴史となっています。

荷物を守るために一緒に新しい土地に行って、ネズミを退治するために人と暮らすようになりました。

今では、荷物を守ったり、ネズミを捕る必要もないので家族の一員のペットとして人と共に暮らすようになっています。

猫と一緒に住むことで癒されている人も多いと思います。

これからも猫にとって優しい環境が増えていってくれればいいなって思います。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. よくわかったのでもうすこし簡潔でお願いします❤(35女

      • pine
      • 2016年 11月3日

      コメントありがとうございます。
      今回のお言葉は参考にさせていただきますね!

    • 片島諒
    • 2017年 7月14日

    ちょっと事実誤認がありますね。

    日本における「猫」の初出は奈良時代の成立と推定される「新訳華厳経音義私記」です。(「新訳華厳経音義私記」の写本には延暦十三年(794年)書写と奥書に書かれたものがあって原本は794年以前の成立と見られ、上代特殊仮名遣いもほぼ正確に使い分けられているので奈良時代中期の成立と思われます。その中にこんな記述があります。

    猫狸 猫捕鼠也、貍狸也、又云野貍、倭言上尼古下多々既《by 時代別国語大辞典上代編・岩波古語辞典》

    この時すでに「猫」の字が使われていますし、「貍狸也、又云野貍」とあるので、この頃すでに野猫がいてタタケと呼ばれていたことがわかります。(古語辞典ではタタケはタヌキの異名と書かれていますが実際には古くから野猫の意味でも使われていました。また「狸」「貍」の字は中国ではヤマネコを意味します)

    また数年前には古墳時代の須恵器から猫の足跡が発見されていますね。

      • pine
      • 2017年 7月26日

      こんにちは、片島諒さん。
      そういうお話がもあるのですね。
      詳しい説明ありがとうございます。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このブログについて

3d small people-loupe

こんにちは、ブログ管理者の「いさお」です。

猫に関する様々なお役立ち情報をご紹介させていただきます。
あなたが愛猫と、より良いコミュニケーションをとる時の参考にしてみてください。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

猫の人気ブログランキング



いつも、ありがとうございます!

あなたが上の「肉球ボタン」をポチッと押してくれるおかげで、より多くの人に大切な猫の知識「ねこがく(猫学)」を知っていただけます。