猫の皮膚の病気!猫の皮膚病で考えられる病気の原因や症状とは?

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猫の皮膚の病気!猫の皮膚病で考えられる病気の原因や症状とは?

猫の皮膚病とは?


「猫の皮膚病(ひふびょう)」といっても、たくさんの病気があります。

そして、原因も症状も様々です。

主な症状としては・・・

「地肌が見えるほど毛が抜ける」

「フケがたくさん出ている」

「体をしきりにかく」

「体をしきりに舐める、噛む」

などです。

これから症状別に考えられる病名や原因について詳しくご説明させていただきますので、あなたの愛猫の症状の参考にしてみてください。


猫の毛が地肌が見えるほど抜けてしまう理由とは?


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春や秋などの季節の変わり目には毛が大量に抜けることがあります。

毛が大量に抜けることは普通のことなのですが、「地肌が見るほど毛が抜ける」のは病気の可能性が高いです。

可能性として一番高いのは「皮膚炎」です。

そして、皮膚炎といっても種類は様々です。

処方する薬も変わってくるし、寄生虫が原因の場合は駆除が必要になります。

他にもストレスが原因で一部の毛が大量に抜けることもあります。

「毛の抜ける場所」や「皮膚の状態」で考えられる病名をご紹介しますので参考にしてみてください。


背中、首筋、内股の毛が大量に抜ける


背中や首筋、内股の毛が大量に抜けて脱毛している状態だと「ノミアレルギー性皮膚炎」の可能性が高いです。

ノミに寄生されることによって起きる皮膚の炎症です。

しっぽの付け根から背中や首筋にかけて脱毛したり、内股が脱毛して地肌が見えたりします。

人間にも感染する病気です。


円形に脱毛している状態


円形に脱毛している状態は「白癬(はくせん)」というカビに感染することで起こる皮膚炎です。

円形に脱毛するだけでなく、脱毛した部分が赤くなったり、吹き出物ができたり、フケが出るようになります。


耳や額(ひたい)首などが脱毛している場合


耳や額、首などが脱毛するのは「食餌性アレルギー」の可能性があります。

何か特定の食べ物でアレルギーを引き起こしてしまうのです。

脱毛だけでなく、皮膚が赤くなったり、ブツブツとできものができたりします。


顔や耳のふちが脱毛している状態


顔や耳のふちが脱毛している状態は、「ビゼンダニ」というダニが原因です。

かゆいから顔や耳の周辺をかきむしるために傷ついて脱毛してしまうのです。


足や背中など広い範囲で脱毛している状態


足や背中など広い範囲で脱毛している状態は、「ストレス」によって引き起こされている可能性があります。

過度のストレスによって体を舐めたり、噛んだりすることで毛が抜けてしまうのです。


左右対称に毛が抜けている状態


左右対称に毛が抜けているのは、「対称性脱毛症・クッシング症候群」の疑いがあります。

ホルモンバランスが崩れることによって起きる脱毛です。

主な原因は去勢、避妊手術による副作用です。


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様々な場所が脱毛してしまう状態


あちこち様々な場所が脱毛してしまう状態は、「肉芽腫(にくがしゅ)」という病気です。

非常に強いかゆみを伴って脱毛します。

脱毛するだけでなく、お腹など柔らかい場所はただれてしまいます。


頭や耳が脱毛してしまう状態


頭や耳が脱毛してしまうのは「ビタミン欠乏症」の可能性があります。

偏(かたよ)った食事をしている場合になってしまう病気で頭の毛が抜けてしまいます。

抜けた場所が皮膚炎になってしまうこともあります。


白い猫の頭の毛が抜けてしまう状態


白い猫に見られる状態で頭の毛が抜けてしまうのは「日光過敏症」です。

強い日差しを浴びることで起きるアレルギー性の皮膚炎です。

放っておくと皮膚ガンになってしまう危険性もあるので早めに病院に行った方がいいです。


顎(アゴ)の下が脱毛してしまう状態


顎の下が脱毛してしまうのは「ネコ座瘡(ざそう)」といって別名「ネコのニキビ」です。

顎の下の毛が抜けて赤い発疹が出てきます。

原因は脂肪の塊ができたからです。


しっぽの付け根が脱毛する状態


しっぽの付け根が脱毛する状態は「尾腺炎(びせんえん)」です。

しっぽの付け根が炎症を起こしているのです。

炎症を起こして、しっぽが膨らんでいるのをしきりに舐めることで脱毛してしまうのです。


フケがたくさん出てしまう理由とは?


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猫の「フケ」は皮膚の細胞です。

皮膚の細胞は毎日生まれ変わっていて、皮膚から剥がれ落ちた細胞がフケなのです。

普段、フケは目に見えないほど小さいものなのですが、目に見える大きさになっている場合は皮膚病にかかっている可能性が高いです。

皮膚病は大きく分けると「アレルギー性のもの」と「寄生虫(ノミ、ダニ)が引き起こすもの」の2種類に分かれます。

フケの出る場所によってアレルギー性のものなのか、それとも寄生虫によるものなのかがある程度分かります。

(あくまでも可能性が高いということなので目に見えてフケが確認できる場合は動物病院で検査をしてもらうようにしてください)


頭からフケが出ている場合


頭からフケが出ている場合は、「食餌性アレルギー」の可能性があります。

食餌性アレルギーになるとフケが出るだけでなく皮膚が赤くなったり、ブツブツができてしまいます。

それと、かゆくなるので舐めたり、噛んだりして脱毛もします。


背中からフケが出ている場合


背中からフケが出ている場合は「ツメダニ症」の可能性があります。

ツメダニ症というダニが寄生することで大量のフケが発生するのです。

人間にもうつるダニで、人間がうつると非常にかゆくなってしまいます。


顎(アゴ)の下にフケが出る場合


顎の下のフケは「ネコ座瘡」という猫のニキビです。

脂肪分の多い食事や皮膚の汚れによって引き起こしてしまいます。

「ニキビ」と聞いて「大したことない」と感じるかもしれませんが細菌に感染して炎症を起こすこともあります。


フケと一緒に黒い粒が出る


ブラッシングをしている時にフケと一緒に黒い粒が出るのは、「ノミの糞」です。

ノミの寄生によるものなのです。


猫が体をしきりにかく理由とは?


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猫が体をしきりにかく理由は、人間と同じように「かゆい」からです。

そして、猫が体をしきりにかくのは皮膚病の疑いがあります。

かゆいから後ろ足でかいたり、柱などにこすりつけたりするのです。

猫が体をしきりにかくと皮膚の状態が悪化してしまいますので、早めに動物病院に行くなどの対処が必要になります。

皮膚病を疑う場合は、まず皮膚の異常を確認します。

確認するのは・・・

「地肌が赤くなっている」

「毛が抜けて腫れている」

などです。

あとは、猫が体をしきりにかくのは皮膚病が原因なだけでなく、「糖尿病」「腎臓病」「ストレス」なども考えられます。

皮膚に異常が無い場合は、内蔵に問題があったり、精神的なストレスが原因の可能性があるのです。

そして、「体のどの部分をかいているか?」によっても考えられる病名が変わってきますのでしっかりと確認するようにしてください。


耳の後ろをしきりにかく場合


耳の後ろをしきりにかく場合は、耳の病気の可能性があります。

「耳ダニ症」や「中耳炎(ちゅうじえん)」などです。


首や首筋、背中をしきりにかく場合


首や首筋、背中をしきりにかく場合は、「ノミアレルギー」が疑われます。

ノミが寄生していることで、かゆくてしきりにかいているのです。


頭や首、全身をしきりにかく場合


頭や首、全身をしきりにかく場合は、「食餌性アレルギー」の可能性があります。

猫によって食べる物のアレルギーは異なりますが、食餌後の数時間後に脱毛したり、皮膚が赤く腫れたりしている場合はアレルギーによるものです。

全身をしきりにかくのは、アレルギーだけじゃなく「肉芽腫(にくがしゅ)」にかかっている可能性もあります。

肉芽腫にかかると脱毛して、皮膚がただれてしまいます。


顔や耳をしきりにかく場合


顔や耳をしきりにかく場合は、「ビゼンダニ」に寄生されている可能性が高いです。

ビゼンダニに寄生されて、「疥癬(かいせん)」になっているのです。

疥癬は、ビゼンダニが猫の皮膚に住み着いている状態です。

ビゼンダニが寄生することで強烈なかゆみを引き起こすのです。


猫が体をしきりに舐めたり、噛んだりする理由とは?


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猫は毛づくろいなどで体をキレイにするためによく舐めます。

ただ、舐めるのは体をキレイにするだけでなく「舐めて治そうとする」場合もあります。

体に自分で異常を感じると舐めて自然治癒力を高めるのです。

ケガをしている状態なら舐めることで自然治癒力を高めることができるかもしれませんが、皮膚病でしきりに舐めると炎症を起こして症状を悪化させることがあります。

同じ場所ばかり舐めている場合は皮膚病にかかっている可能性があるので注意する必要があるのです。

他には、ストレスによってしきりに舐めている場合もあります。

それと、体をしきりに噛んでいる場合も皮膚に異常がある可能性が高いです。


しっぽの付け根が膨らんでいる場合


しっぽの付け根が膨らんでいる場合は「尾腺炎(びせんえん)」の可能性があります。

しっぽの付け根にある尾腺が炎症を起こしているのです。


皮膚病の主な原因と症状とは?


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「ノミアレルギー性皮膚炎」の原因と症状とは?


「ノミアレルギー性皮膚炎の原因」

ノミアレルギー性皮膚炎の原因は、寄生したノミが猫の血を吸う時に出す唾液(だえき)がアレルギーを引き起こさせて、激しいかゆみが生じます。

ノミは「ネコノミ」と言われる種類のものですが、「イヌノミ」も寄生することがあります。


「ノミアレルギー性皮膚炎の症状」

ノミは猫の体に寄生すると1日に数個~20個の卵を産みます。

そしてアレルギーを引き起こさせて、かゆみを生じさせます。

かゆいから足でかいたり、舐めたりするので症状が悪化して脱毛したり、湿疹やかさぶたができりします。

ノミは人間にもうつるので注意が必要です。

ノミは黒い糞をするので、ブラッシングの時に黒い粒が出てきたら寄生されていると思った方がいいです。

治療はノミの駆除をするしかないです。

猫の体だけでなく部屋にもノミを駆除する駆除剤をまく必要があります。


「ツメダニ症」の原因と症状とは?


「ツメダニ症の原因」

ツメダニ症になる原因は、ツメダニという小さい(0.5mmほど)のダニに寄生されることで発症します。

ツメダニは猫同士の接触やノミやシラミ、ハエなどが運んできて寄生されます。


「ツメダニ症の症状」

猫がツメダニ症にかかると「大量のフケ」が出ます。

その他、湿疹やかさぶたができたりします。

もし、人間にうつると激しいかゆみに襲われてしまいます。

ツメダニの駆除には猫用シャンプーで洗い流したり、殺ダニ剤を使用します。

殺ダニ剤では、ツメダニの卵を駆除するこはできないので薬を投与することになります。


さいごに


猫の皮膚病には様々な原因や症状があります。

そして、対処方法もそれぞれに違います。

毛が抜けてしまって地肌が見ていたり、赤くなって腫れていたり、しきりに体をかいたり舐めたりしていた場合は早めに動物病院に行って診てもらうようにしてください。

時間が経てば経つほど症状は進み悪化してしまいますので。


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