猫の年齢による行動の特徴や変化とは?

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猫の年齢による行動の特徴や変化とは?

猫の年齢による行動の変化とは?

猫は人間の数倍の速さで年をとっていきます。

猫は最初の1年間で、人間の15歳くらいの年齢になります。

そして、わずか7歳から老化現象が始まります。

(急激な変化が現れるわけではなく徐々に衰えていきます)

年齢による猫の行動は、少しづつ変化していくので注意して見ていないと変化に気づけないです。

(習性として猫はあまり弱さを見せないのでわかりにくいです)

行動の変化に気づけないと、いつの間にか病気になってしまっていたりします。

なので、なるべく早めに変化に気づいてあげてケアすることが大切になるのです。

猫の年齢と行動の特徴や変化についてご紹介させていただきますので愛猫の行動の参考にしてみてください。


1週間~1歳




猫は生まれてから1週間くらいで人間の1ヶ月くらいの年齢になります。

そして、1ヶ月で1歳。

半年で6歳~8歳。

たった1年で人間の15歳~18歳くらいまで成長します。

だいたい2週間くらいで歩き始めるようになって、1ヶ月もすると元気に走り回るようになります。

それと、猫は生まれてから半年ほどで子供を産める体になります。

オス猫の場合は、発情すると大きな声で鳴いたり、縄張りの場所にスプレー行為(ニオイのあるオシッコ)をします。

多くの猫は、生まれてから半年ほどで去勢や不妊手術をするようになるのです。

(4ヶ月~半年くらいで去勢や不妊手術を考えるようになります)


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2歳~6歳




猫の2歳~6歳は人間の年齢に換算すると、24歳~40歳くらいになります。

猫にとって「成猫期」で、人間の「青年期~中年期」にあたります。

成猫期で注意したいのは 肥満 です。

猫のフードは、わずか10グラム程度でも人間のご飯1杯分くらいのカロリーになります。

フードに書いてある目安以上の量を与え続けてしまうと 肥満 になってしまうので気を付けるようにしてください。

(肥満になると心臓病や糖尿病など多くの病気になる危険性があります)

あとは、ブラッシングや歯磨きをすることで長生きをするようにもなります。

それと、おもちゃなどで遊んであげることで体力がついたり、運動不足を解消することができます。

(運動することで肥満やストレスの解消にもなります)


7歳~10歳




猫の7歳~10歳は、人間の年齢に換算すると44歳~56歳くらいです。

人間だと、まだ老化という年齢ではないですが、猫は早ければ7歳から老化現象が始まります

見た目は元気なのですが、少しづつ運動が減っていったり、代謝が落ちるので太りやすくなります。

老化現象としては・・・

・聴力が衰えて名前を呼んでも気づかない

・爪とぎをあまりしなくなる

・遊ばなくなる

・筋力が落ちているので高い所に登らない

・トイレの回数が増える

・ストレスや病気などでよく鳴くようになる

・・・といったようなことが少しづつ起きてきます。


11歳~14歳




猫の11歳~14歳は人間の年齢に換算すると、60歳~72歳です。

11歳を過ぎると毛づやがなくなってきて、肉球が乾くようになります。

そして、毛づくろいもあまりしなくなってきます。

あとは、爪とぎの回数も減ってきます。

以前のように元気に走り回ることも少なくなってきて、ゆっくり慎重に行動するようになります。


15歳~




目に見えて体や行動に変化が現れるようになります。

体や口の周り、ヒゲなどに白髪が出るようになってきます。

そして、毛づやが無くなるだけでなく抜け毛が増えてきたりします。

あとは、目ヤニが出たり、目が白く濁ってきたりもします。

それと、猫によって大きな違いはありますが視力や聴力が衰えて、見えにくくなったり、小さな音が聞こえなくなったりしてきます。

他にも、食欲が落ちて痩せてくる猫もいます。

行動では、1日の中で寝ている時間が多くなって、足腰が弱ってきているのでトイレが大変になってきます。

(早く動けないので、トイレに間に合わずに粗相をしてしまうこともあります)

体調を崩したり、病気になりやすいので健康状態のチェックは毎日のようにしてあげてください。

(マッサージなどをしながら体に異常が無いかを調べてください)

そして、少しでも「何かおかしいな・・・」と感じることがあれば、動物病院で診てもらうようにしてください。


老猫の行動で気を付けて欲しい事とは?

老猫は筋力や視力、聴力などが衰えてくることで事故を起こしやすくなります。

なので、事故が起こらない為の工夫が必要になってきます。


①「落下事故の防止」

筋力と視力の衰えによって高い場所から落ちてしまう可能性があります。

高い場所は猫にとって落ち着ける場所で、良い運動にもなりますが落ちてケガをしてしまうことがあります。

防止策としては、高い場所の下にマットや布、クッションなどを置いたり、危険な場所には登れないようにしてください。


②「溺(おぼ)れる事故の防止」

猫がお風呂の浴槽に誤って落ちてしまうと、筋力が弱い場合は登ってこれない可能性があります。

溺れてしまうことの無いように、お風呂のお湯はなるべく抜くようにしたり、猫がお風呂に近づけない工夫をしてください。

(寒い時期になると、暖かいお風呂のフタの上などで暖まろうとすることがあります)


③「低温やけどに注意する」

猫は高齢になると血行が悪くなって、寒さに弱くなります。

ただ、暖める為に電気カーペットの上に長時間居ると低温やけどをしてしまいます。

猫を移動させるというより、電気カーペットやヒーターなどの電源スイッチを切って、やけどを防いであげるようにしてください。

それと、猫は電気コードをかじってしまうことがあるので、感電しないようにも注意してください。

(コードにカバーを付けたり、まとめてあげてください)


さいごに

猫は、健康管理や手入れ、病気の早期発見などによって、長く健康に生きることができます。

ただ、そういったことは猫自身では出来ないです。

少しでも長く愛猫と暮らすために適切なケアや健康チェックをしてあげるようにしてください。


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